パソコンの買い方・選び方の注意点「モニター(ディスプレイ)のインターフェースの種類」

 パソコンを購入する際に「 CPU 」や「 メモリ 」を気にする人は多いと思いますが、インターフェースの確認も重要です。

特にマルチモニターで使用する人は、パソコン側とモニター側でどんなインターフェースがあるか確認しておく必要があります。


USBケーブル


変換ケーブルで対応できる場合もありますが、すんなり接続できないと結構大変です。

モニターのインターフェースについて調べてみました。


 インターフェースの種類 

2022年現在、5種類のインターフェースがメインとなっています。

規格の新しい順に紹介していきます。


・USB - Type C

USB Type C


ノートパソコンとモバイルモニターをつなぐ時などに使います。スマホの充電で使われているのでおなじみです。

ただ、映像をつなぐには Altモードが DisplayPort に対応している必要があります。また、ケーブルもバージョンに合ったものが必要です。

意外とややこしいです。


・DisplayPort

DisplayPort


デスクトップ型のパソコンには付いている事が多いですが、モニター側に付いていないことが結構あります。

ミニDisplayPortという規格もあります。


・HDMI

HDMI


一番扱いやすいインターフェースです。

テレビやプロジェクターにも端子が付いている事が多いので、会議で使ったり、ネット動画を大画面テレビで見たいときすぐに出力できます。

ケーブルも100均で売っているぐらい入手しやすいです(300円します)。

ミニHDMIやマイクロHDMIという規格もあります。


・DVI

DVI


上の2つに比べて端子が大きいです。両側にねじ止めの穴が付いています。

基本的にデジタル信号で、音声は別ケーブルです。


・D - Sub

D - Sub


「 アナログ 」とか「 VGA 」という記載もあります。画質はあまり良くありません。

基本的に音声は別ケーブルです。



 変換ケーブルの注意点 

インターフェースが合わなかった場合、変換ケーブルで対応することが多いですが注意点がいくつかあります。


・方向

例えば「DisplayPort to HDMI 変換ケーブル」を買ったとします。

この場合

【パソコン側】 【モニター側】

  DisplayPort  ⇒  HDMI   使える

     HDMI   ⇒ DisplayPort  使えない


となります。ケーブルが双方向に対応していないからです。


・バージョン

解像度やリフレッシュレートが性能を発揮するには

  • パソコン側のインターフェース
  • モニター側のインターフェース
  • ケーブル

全てが対応している必要があります。

例えばインターフェースが4K対応なら、ケーブルも4K対応がいいです。

下位互換性があるので映らないことはないですが、バージョンが違うと性能の低い方に合わせてしまいます。


・音声


HDMIのように1本のケーブルで映像・音声を伝送する規格と、DVIのように映像だけを伝送する規格を変換する場合、音声用の別ケーブルが必要となります。

つないで一発でうまくいけばいいですが、うまくいかなかったときは結構面倒です。

パソコン本体にスピーカーがあって、外部スピーカーを付けて、マルチモニター化して、イヤホンを抜き差しする環境だと、音が出ない原因が特定しずらいです。

「Realtek HD オーディオマネージャ」を設定したり、入れなおしたり、場合によっては UEFI をいじる場合もあります。

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